ロジの北さん

　大雨の被害関連ニュースが飛び交う中、研修会に参加してきました。ロジさんの試験でも、衛星携帯電話のアンテナも防水対策を施して通信開始
　今回は、いつも研修で模擬患者役や研修ロジとして活躍頂いている学生さん達が参加できず、応援要請があった事に応えての参加でした。

　参加報告のテーマは、① 前回6月の研修で問題提起的関わりをもった『現場救護所』のこと。② 久し振りの模擬患者体験の二つです。
　「現場救護所」については、ロジの任務について明確にして、実際の現場で何をするかを体得してもらう事と消防機関との連携モデルを体験して、地元に戻って具体的な連携体制造りを目指そう という提案でしたが、実習を企画・実施する方々に共鳴頂き、随分とわかりやすい実習になった感がありました！

　普段の業務内容と大きく異なる働きを期待されるロジさん達は、現場救護所のイメージも持てない場合があって、期待に応えるには任務のイメージ化が必要ですし、
　防ぎえる災害死をなくすためには」には、消防機関の方々の凄い能力を知って、連携・協働する必要がありますよね。


　ちょっと恐い写真をアップしてしまいましたが、SCU実習の模擬患者として出番を待つ、ボランティア参加者です。（腹筋して、イザ出動なんて、気合が凄すぎますちなみに彼の役は「広範囲熱傷」）
　北さんは、前夜頑張ったので、出来れば「いびきをかいて、寝ている」患者が嬉しいって申し出て、「急性硬膜外血腫」の25歳女性っていう役を頂きました

　今回のSCUはいつもの自衛隊ヘリ格納庫ではなく、同じ立川広域防災基地内の内閣府の建物で実施しましたが、やっぱり季節柄 冷房は嬉しかったです。はい。。。
　で、硬膜外血腫の私は、意識レベルも当然低い設定で、目を閉じたまま運ばれ、痛み刺激で目を開けるだけだったので、周囲の状況は分からなかったけど。Dr・Nsの「助けるぞっ！！」っていう、波動のこもった会話を聞きました。「メンバーに脳外の〇〇先生がいるから、すぐに（頭蓋骨）に穴を開けよう！」なんてね
　そんな情熱を持った方々の会話や動きの中で、感じたことは「そのDr・Nsの素晴らしい活動の場を整える業務に携われることのよろこびと、ロジの任務の重要性を再確認した」ってことです。
　ロジの皆さん、是非、機会を作って模擬患者役を体験しましょう！
　再び、「ロジ魂」に火がつくこと請け合いです


　写真は、建物の中にある災害対策本部会議室。
　大きな災害が発生した時、この部屋で対策の検討が行なわれます。

　下の、写真2枚は、《おまけ》で、災害医療センターの倉庫で見つけました。



　DMAT活動で持参する物品を収納するアイテムとしてなかなかヨサゲでしたよ。
　その場に居合わせた、本県のS先生、今回初タスクのN君（よく働いてました◎）も、これは良い！っていってたから、長野県DMATの標準装備にしたらどうでしょね。
　薬品や衛生材料などを入れるとこんな感じです。。

そうだ、明日は9月の長野県総合防災訓練の打ち合せて県の担当者とも会えるから話してみようかしら