2013年08月25日
本部運営訓練(研修)
8月9日(金)、伊勢神宮「式年遷宮」に先立って斎行される「お白石持行事」で賑わう、三重県伊勢市に行ってきました。
さすがにお伊勢様ですね。4月の段階から伊勢市内はもとより、近郊のホテルは、満室状態で当日も名古屋で近鉄特急に乗ったところから「神事」の香りが漂っていました。
日赤三重県支部から頂いた写真です。
赤十字マークそのものが「救護所」(看護師さんや病院のイメージも強いね)のイメージですが、日赤では、大きな催し物が行われるとき「臨時救護」といって、けが人や急病人の発生に備えて救護チームなどを派遣する活動をしているんです。長野県でも、6年に一度の善光寺の「御開帳」や高校総体、県縦断駅伝、そうそう あの長野オリンピックでも活動したっけ。。。
伊勢市での主目的は、伊勢日赤での災害救護訓練への参加でした。真新しい病院(立地は、石巻日赤と似てるね)での訓練は、情報付与型の本部運営訓練(研修)!
ここ数年、「情報」について考え、最近は「本部機能」の発揮の仕方を考えている北さんには、とてもオイシイ訓練(研修)でした。
お馴染の、「医療資源」と「医療ニーズ」のアンバランス(災害の「さま」)状態の図ですね。ここで、このアンバランスを平衡化を図るための方策を再確認してもらいました。
実は、これらのことを効果的に実現させるのが、災害対策本部の大きな役割なんですね。この役割を解っていないと、前回のUP記事のように、「お邪魔なだけの災害対策本部」に為りかねないのですが 怖いですね~
そして、くれぐれも「職員の安全」を傷病者救護の対価として奉げないように!
必要な「情報」を取得して・・・・・
ここで、忘れちゃ困るのがCSCAの視点!(検証の視点としても有用だけれど、特に「安全」は、進行中にこそ必要な視点だからね)
熱気あふれる90分の訓練は、あっという間にタイムアップ。
研修企画者との打ち合わせでは、訓練→講義→検証って流れで、検証の中で、作りたてのアクションカードをより実効的なものにできたらいいねって、目指す処を決めておいたんだけれど、もう参加者の皆さんは訓練後半位から「災害対策マニュアル」本体の修正にまで、意識が向いていて、とてもいい訓練だったと思います。
本部運営のポイント(キモ)は
① 仕事のトリアージ
② 情報の共有化
③ 権限の明確化 かな?!
これって、普段の仕事と同じだよね
貴重な機会を与えて頂いた、伊勢赤十字病院の皆様 ありがとうございました! お役にたてたか心配ですが、とても楽しい一時でした
Posted by 北さんだよ at 00:57│Comments(6)
│訓練
この記事へのコメント
「平時にできていないことは、災害時にはできない」そう思います。
だから、平時の実務・研修・訓練が大切。
まずは、普段の仕事への取り組み方を見直さなければならないのかも知れませんね。
「真新しい病院(立地は、石巻日赤と似てるね)」は、石巻日赤の課長さんらにもご心配いただいておりますが、「神宮が近いから大丈夫」と信じております。しかし、「神宮とは距離が離れているでしょ!」とのご指摘。
日頃の訓練と、伊勢神宮への感謝の気持ちで毎日を過ごします。
だから、平時の実務・研修・訓練が大切。
まずは、普段の仕事への取り組み方を見直さなければならないのかも知れませんね。
「真新しい病院(立地は、石巻日赤と似てるね)」は、石巻日赤の課長さんらにもご心配いただいておりますが、「神宮が近いから大丈夫」と信じております。しかし、「神宮とは距離が離れているでしょ!」とのご指摘。
日頃の訓練と、伊勢神宮への感謝の気持ちで毎日を過ごします。
Posted by kobajuku at 2013年08月26日 18:11
初めてこのブログを拝見したしました。
日頃、こういった現場を見る機会が少ない私にとって、大変勉強になる内容でした。
また、次の記事を楽しみにお待ちしております。
日頃、こういった現場を見る機会が少ない私にとって、大変勉強になる内容でした。
また、次の記事を楽しみにお待ちしております。
Posted by kenshu at 2013年08月28日 12:57
kobajuku さん
コメントありがとうございます。
お伊勢さんに感謝って大事だと思います。
私は、朝 仕事に出る前に、神棚に柏手を打って、祈願してから
家を出ます。「みんなが今日一日 笑顔で過ごせますように・・」って
感じのお祈りだけれど、実は、その瞬間に、頭の中を「防災対策」が
駆け回っていると思う時があります。
防災対策は、先ず「意識化」だとすれば、感謝の気持ちを心に浮かべる
時が、「意識化」の呼び鈴になるのではと。。。
コメントありがとうございます。
お伊勢さんに感謝って大事だと思います。
私は、朝 仕事に出る前に、神棚に柏手を打って、祈願してから
家を出ます。「みんなが今日一日 笑顔で過ごせますように・・」って
感じのお祈りだけれど、実は、その瞬間に、頭の中を「防災対策」が
駆け回っていると思う時があります。
防災対策は、先ず「意識化」だとすれば、感謝の気持ちを心に浮かべる
時が、「意識化」の呼び鈴になるのではと。。。
Posted by 北さんだよ at 2013年09月02日 14:31
kenshu さん
コメントありがとうございます。
次回の記事UPは、9月中旬に名古屋で赤十字の研修が
終わってからかな?
そろそろ集団災害医学会の発表ネタの構想に入らなくちゃって
思ってはいるのですが。。。
コメントありがとうございます。
次回の記事UPは、9月中旬に名古屋で赤十字の研修が
終わってからかな?
そろそろ集団災害医学会の発表ネタの構想に入らなくちゃって
思ってはいるのですが。。。
Posted by 北さんだよ at 2013年09月02日 14:38
いつも楽しく、またいろいろ勉強させてもらいながら拝見しています。私は看護師ですが、当院の事務職員にどうやって災害に興味を持ってもらうか、どうやって役割に気がついてもらえるか日々奮闘中です。
具体的にお聞きしたいこともたくさんあるのですが、どうしたらよろしいでしょうか??
具体的にお聞きしたいこともたくさんあるのですが、どうしたらよろしいでしょうか??
Posted by にのにの at 2013年12月25日 11:27
にのにの さん
コメントありがとうございます。返事が年を跨いでしまいましたね。/(-_-)\
事務方が、「乗ってくれない」っていう話は、以前はよくあったもので、
最近は、あまり聞かなくなったのですが・・・
(職種ではなく、人なんだとは思いますが。。。)
私も事務方ですが、病院に就職を希望した人は、きっと心のどこかで、人々の健康維持・病からの回復に寄与したいって気持ちがあると思っています。
でも、患者さんと遠いところで働いていると、具体的にどんな貢献ができるか分からないし、だんだん考えなくなってしまうんだとも思うのです。
だから、病院で大害対策を担当していた時は、事務方に、具体的に期待することを伝え、共通の目的を明示して、具体的な行動を求めるって方法をとっていました。そして、訓練なんかで、実際に動いてもらって、褒めるってことが大切ですよね。
左のサイドバーのアクセスカウンターの下に、オーナーへのMAILボックスを付けましので、連絡先などを教えてもらえれば、お話もできますよ。
コメントありがとうございます。返事が年を跨いでしまいましたね。/(-_-)\
事務方が、「乗ってくれない」っていう話は、以前はよくあったもので、
最近は、あまり聞かなくなったのですが・・・
(職種ではなく、人なんだとは思いますが。。。)
私も事務方ですが、病院に就職を希望した人は、きっと心のどこかで、人々の健康維持・病からの回復に寄与したいって気持ちがあると思っています。
でも、患者さんと遠いところで働いていると、具体的にどんな貢献ができるか分からないし、だんだん考えなくなってしまうんだとも思うのです。
だから、病院で大害対策を担当していた時は、事務方に、具体的に期待することを伝え、共通の目的を明示して、具体的な行動を求めるって方法をとっていました。そして、訓練なんかで、実際に動いてもらって、褒めるってことが大切ですよね。
左のサイドバーのアクセスカウンターの下に、オーナーへのMAILボックスを付けましので、連絡先などを教えてもらえれば、お話もできますよ。
Posted by 北さんだよ at 2014年01月05日 22:51