2013年07月30日

災害対策本部と出動救護班

災害対策本部と出動救護班 久しぶりのUPですね。7月上旬の3日間、神戸赤十字病院で開催の旧称「日赤DMAT研修」に参加してきました。

 現在進行中の、長野県総合防災訓練の訓練企画でもこ「今年の、キーワードとして、本部機能の充実」を挙げて、医療コーディネーター、ロジスティックチームの働きの強化を目指しているのですが、この3日間で最も印象的だったのは、「派遣された救護班にとって、母院の災害対策本部の存在や如何に」でした。

災害対策本部と出動救護班  CSCAを司り救護班をバックアップする存在として機能しているのか? 本部員にそんな意識があるのか?
 救護班員からすれば、本部は「命令を出すところ」「報告を求めるところ」という面倒くさい存在でしかないのでは?
 これは、大きな問題で、病院における多数傷病者受入れ訓練や大規模交通事故医療救護訓練にしても、「影が薄い本部」「頼りにならない本部」というより、訓練に本部が出てこないなんてことが沢山あるのでは、と心配してしまいますが、皆さんのところはいかがですか?
災害対策本部と出動救護班
 救護班と母院、日赤病院と日赤の都道府県支部の関係が、お互いを思いあう関係であってほしいし、研修を企画する場合に、「バックアップ本部としての災害対策本部の在り方」について示す必要がありますね。
 このロジ北のプロフィールにも書いた通り、出動した救護班も、送り出した病院の災対本部も「PDゼロの達成」の達成を目指し、加えて災対本部は救護班の安全を願っているということを、どこかで皆が再確認する必要を感じます。
災害対策本部と出動救護班
 「災害救護は、支部長が行う。」という日本赤十字社救護規則の条文に規程される支部と「医療救護を行う」という日本赤十字社医療施設規則に則る赤十字病院は、財政基盤の違いもあってか、ともすれば、「お互いを思いあう関係」からズレテいきがちだけれど、大規模災害では、自社の組織だけでなく、他組織・他機関との連携が必須で、効果的連携には災対本部の働きが欠かせないことを あらためて考えた研修会でした。
 みなさん ありがとうございました。




Posted by 北さんだよ at 21:47│Comments(0)日赤DMAT研修
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