2014年02月11日
ロジさんのお仕事;「長野県DMAT養成研修」
1月の29・30日と、松本で4回目(震災の年は、県内の医療機関あげて医療支援をした関係もあって、医療救護班要員のための心のケアなんかも含めた「災害医療研修会」したから、5年目になるけど)の「長野県DMAT養成研修」のお手伝いをしてきました。
当県の研修は、第1回目から県内のスタッフだけで運営できていて、スタッフはチト大変だけれど、いい感じで楽しみながら進めてますよ
無線通信実習や現場救護所実習で使う、簡易業務無線は、県内の全DMAT指定病院から集めてなんと、全受講生に1台づつっていう研修環境を確保(当県のDMAT用無線は、非常時に備え、一定のChのトーンスケルチを同じにしているんだよ。しかも、立川や神戸のとも・・・)
ただ、持参してもらった衛生携帯は、2台がバッテリー切れという悲しい出来事が。。。でも聞いてみると、2病院とも研修前日に電池満杯を確認していて、もしかしたら、確認後の電源切り忘れかも。。。なんということでしょうね。皆さんも、お気をつけあそばせ
タイトルで「ロジさんのお仕事」って入れたけれど、今回も、ロジさん達に「業務調整員の任務・役割」(メイン業務は、PDをなくすべく活動する、医療救護班の活動を最大限に効果的に展開するため、情報管理、資材管理を行う。これらの管理業務のため、チーム内はもとより、他の機関・組織と調整をする)を理解し、そのための「基本技」を習得してもらうために、いくつかの工夫をしたよ。
■ 「クロノロ実習」の組織図作りで、他のロジの
書いたクロノロから組織図を作る。⇒クロノロに記すべき事項が一層実感できる。
■ クロノロ実習のあと、近隣災害を想定した「第一報入電から、情報収集・要員確保・資機材準備・バックアップ本部設置・出動の意思決定・現場救護所や現場指揮所での役割などを、運営スタッフ総出のアドリブ寸劇仕立てのクロノロ記載」でイメージトレーニング。⇒一連の動きの中でこそイメージ化ができる。ロジさん達って普段全く違うお仕事してるんだよね、お仕事の基本的な進め方は同じとしてもね。
■ 研修の中で、ロジの動きを表現しにくい「現場救護所実習」を乗り切るため、医師グループに「ロジが持つ能力」を伝達してもらった。⇒リーダーがロジの能力を知らなければ、チームビルディングもできないよね。
■ 上のイメージトレーニングでは、現場救護所で何をするのか(後方搬送のための搬出トリアージ。後方病院までの搬送に耐えられる安定化処置)の再確認もしたよ。⇒ホントは、チームビルディングでチーム全員が意思統一しなきゃいけないんだよね。これがないと、どうしても医療従事者の皆さんは(根治)「治療」に向かいたくなっちゃうんだよね。
そんなこんなの工夫が功を奏してか、研修のまとめでもある、「現場救護所実習」では、ロジさん達が生き生きと動いていて、疲れが飛んでいくような高揚感に包まれて、研修会を終えることが出来ました。皆さんありがとうございました。
Posted by 北さんだよ at 22:59│Comments(2)
│DMAT研修
この記事へのコメント
無線機のバッテリーは消耗品ですので寿命が来たら新しいものに変えた方がいいです。いくら充電しても充電ができませんので。あと、充電器に無線機を差しっぱなしもバッテリーを余計に消耗させますのでお気を付け下さい。
Posted by 通りすがりの無線好き at 2014年06月18日 14:36
通りすがりの無線好きさん
コメントありがとうございます。
携帯系の機器のバッテリー問題は、ほんとに厄介ですね。
40年も前に私が波を出し始めた頃に比べたら、隔世の感があるけど、ヤッパリ何度か痛い目に遭わないと駄目なのかもしれませんね。
訓練で懲りてくれたら「万歳」ですね。
コメントありがとうございます。
携帯系の機器のバッテリー問題は、ほんとに厄介ですね。
40年も前に私が波を出し始めた頃に比べたら、隔世の感があるけど、ヤッパリ何度か痛い目に遭わないと駄目なのかもしれませんね。
訓練で懲りてくれたら「万歳」ですね。
Posted by 北さん at 2014年06月18日 23:43