Command&Control

北さんだよ

2012年01月25日 21:57

 
 新年早々に、日赤DMAT研修会に行って来ました。「日赤救護班は無線機の取り扱いや無線通信を熟知していて、頼りになるらしい」という噂を、本物にするため(?)前回から、Dr・Nsへの無線実習を取り入れています。今回は、インストのバックアップのつもりでしたが、たかさんの「北さんが暇そうだ!」の一声で、突然 講義を持たせていただきました。
 この様な突然の振りは正に「災害対応」で、実は、内気な北さんにはドキドキものなんですが、なかなか信じてもらえません
 研修の展開上、衛星携帯の説明や総合実習(現場救護所)は、どうしても夜になってしまい。会場の関係で屋外で・・・まぁ 東京は、長野に比べれば暖かいけどね。
 今回の研修で考えたことは、「Command&Control」。特に、「Control」は、他組織との調整って感じで捉えられているけれど、実は、同一組織(例えば日本赤十字社)の中でも、多くのセクションとの調整が必要になるってこと。病院のバックアップ本部(災対本部)でもそうでしたよね。

 そして、この“調整”は、正にロジさん=業務調整員の果たすべき役割だったりするわけです。
 そして、ストレスフルなのは、同一組織内の“調整”で、他組織への“調整”よりもエネルギーを必要とするんです。
 同じ旗のもとに同じ方向を向いて頑張っているというつもりで“調整”をしようとすると、あれってなったりしてね。。。
≪写真は、日赤DMAT研修で現場救護所を照らす・・・≫


 実動訓練の後は、「Command&Control」の在り方論で盛り上がったりして、二次会を終えて店を出ると、午前2時かいって? いえいえ、そこは(公然の)秘密結社「シンデレラの会」主催の北さん、二晩共12時代にはホテルに帰ってましたけどね・・・
 *「要請」や「指示」も発する場所によって、「命令」に聞こえるんだけれど、研修で習うような“命令”って、この震災でどれ位あったのかしら?

 東京から帰った週末、宮城県からI先生をお招きして当院の「3.11救護活動検証会」開きました。220名ほどの参加でしたが、良い「まとめ」の会になりました。
 第1部は、①DMAT・日赤救護班・長野県医療救護班などとして出動した職員。②石巻日赤&看護専門学校の支援に行った職員。③こころのケア班で出動した職員。そして④災対本部要員・後方支援をした留守部隊によるパネルディスカッション。
 第2部は、赤十字の災害拠点病院として、備えておくべきことをサブテーマとしてI先生の講演。
 2時間の予定を1時間もオーバーしてしまい。「時間管理が出来なくて、危機管理ができるかと、副院長に怒られてしまうくらい(よくN先生にも叱られましたね)に熱のこもった会でした。北さんは④のパネリストとして参加しましたが、災対本部での”人事”あり方の話題で、先の「Command&Control」について改めて考えました。4セッションからは、本県で大震災が起きる前にこ~しよう。あ~しようっていくつもの提言がなされ。職員間の災害対応への意識も一層高まったように感じました。
 検証会は、本年度の災害救護訓練。救護員達のこころのケアの意味も持っていて、その面からもやってよかったと思っています。
 県的な、まとめの会は、3月3日に松本で開催しますから、県内の読者は参加してね 夜には、非公式「こころのケア集会」も計画してるよ。
 こころのケアといえば、皆さんは大丈夫かしら、日赤DMAT研修会を開いた日赤本社のトイレにこんなチラシが張ってありました。。。
















 















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