長野県総合防災訓練事前打合せ会
9月に開催される
県の総合防災訓練のDMATが参加する部分についての打合せに開催地の広域消防局に行って来ました。
通常、こういった訓練は、参加機関を一同に集めて危機管理部局から案を説明するところから訓練への取り組みが始まるけど、大抵は前回のシナリオの日付と場所を今年の予定に換えただけのシナリオ案の提示だよね(集団災害医学会でも発表したな)。あくまで素案ですという説明があるんだけど、多種多様の訓練を組み込んでいるから、
自分達の
やりたい内容に変えるってのはナカナカ大変ですよね。
そこで、私達は、DMATを運用する県の部局を通じて、3月に「こんなことしたい」って危機管理部局に申入れをして、今月末の全体会議の前にもう一度すり合わせのための会を持ってもらったのでした。
◆ まだまだ、近年の災害医療の展開の仕方やシスティマティックに展開するDMATの活動内容は、災害救護の責任者とも言える
市町村の担当者までに理解されていません!
それどころか、恐い人たちが叱りにやってくる的な一種の怯えにも似た感覚を持ってます!
◆
より多くの被災者の命を救うために、皆さんの指揮下でお手伝いしますって説明して、初めて担当者の表情が和らぎました。
◇ DMATの活動(災害拠点病院の活動?)として、この辺りから始める必要はありますね。聞く耳持ってもらえなきゃ、訓練の意義や地域防災計画の検証なんて話しても意味無いもの。。。
今回は、県の危機管理部・健康福祉部・地方事務所・地元の災害拠点病院(北清さんお疲れ)・地元の日赤病院・地方事務所・広域消防・県DMAT分科会のコアメンバー(S先生はドクヘリの当番で欠席)で、同じ目的のためにとても建設的な話し合いができました。勿論、DMATについての理解も得られ、とても気持ちのいい会でした。
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